天パの遺伝確率は呪いレベル【子育てWEBエッセイ】
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天パは、呪い並みに遺伝する。
うちの夫は天パだ。
我が家の子どもたちは、そんな旦那の、ゴキブリ並みに生命力の強い天パの遺伝を引き継いだ。
呪いの連鎖、再び。
呪いの連鎖、ここにあり。
そんなわけで今回は、親の天パの遺伝子は、子にどのような影響を与えるのか?について語ろうと思う。
天パの遺伝子、確率は最強説
もう一度繰り返すが、うちの夫は天パだ。
雨の日や、髪の毛がちょっと伸びてきたなーと思う時に、天パは本領を発揮する。
丈夫な毛根を持ち、いつも静かに笑っている夫だが、雨の日は激しい。
自分の体の一部でありながら、制御不能、もうどうにも止まらない状態に突入する。
雨にはマケ、風にも、夏場の汗や、湿気にもマケるが、遺伝子の繁殖率、伝染力は軒並み良好だ。そんな激しさを持つ遺伝子は、子供に見事、伝染した。
ちなみにどこで聞いたのか、もう忘れてしまったが「天パの遺伝子はかなり強力だ」というまゆつばもんの仮説がある。
それを本気で信じていた痴れものが私だ。そしてそれを、まさか実体験で証明してしまおうとは、10年前のわたしは、知る由もなかった。
少し話はそれてしまうが、出産を終え、見舞いに来た母が一番に発する言葉とは、通常何が考えられるだろう?
「お疲れ様」
とか
「よく頑張ったわね」
では無いだろうか?
うちの母は違った。
「み、た、で、赤ちゃん!ありゃたぶん、天パやな」
長女は生まれた瞬間から髪の毛が少しうねっていた。そして、生まれた瞬間から髪の毛について、イジられた。
母のデリカシーのなさにも泣けてくるが、関西人とは本来これくらいのノリがなければ、生きていけない生物である
。
ちなみに現在の長女はとてもノリの良い、いわば調子乗りというタイプだ。それもこれも、出オチというお笑いの世界では比較的おいしいポジションを、生まれた瞬間から獲得したためだと思われる。
長女はスクスクと成長した。髪の毛もスクスクくるんくるんと成長した。
生まれつき色素の薄い長女は、色白で、髪の毛も少し茶色がかっており、天使のように可愛かった。
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遺伝させたくないのに・・・天パの呪い連鎖は続く
それから2年の歳月を経て、次は次女が生まれた。
次女も長女に負けじと「わたしテンパなんですぅ。まいっちんぐ」と言わんばかりの面を下げてスポンと誕生した。
「呪いは連鎖するんだよ・・・」
と、伽椰子や貞子がいたら「ここぞ!」とばかりに決め台詞を言うに決まっている。
「ちょ!わたしは井戸から這い上がってくるワンステップを経て現れたんだから、この決め台詞はわたしにゆずってよ」と、貞子が言おうもんなら
「わたしは家に常駐しているひきこもりだよ。今出なくていつ出るんだ!」って、伽椰子も負けじと参戦して。
わたしはそんな二人の間で、「呪いは元から断ち切るべし!旦那!あべし!」とか。
もはや貞子より、伽椰子より、うちの夫最強説。
なんなら、髪の毛が呪いの市松人形のような私がいちばん強い説まで浮上する勢い。
そんな訳で次女も、長女と同じく出オチ感の否めない、初登場となってしまった。
現段階で、
天パ軍:夫・長女・次女。
ストレート軍:わたし
3:1という図式が成立した。
おかしい。
何かがおかしい。
そもそも世間一般、天パとストレートの割合でいえば、ストレートの方に軍配が上がっている。
なのに、我が家ときたらどうだろう?
もしかすると、家族の和を乱しているのは私なのではないか?
天パの中に、ストレートのわたし。異物混入っぷりが半端ない。
ストレートヘアという不純物が天パの世界に入り込み、穏やかな日常をかき回して迷惑かけてる感も否めない。
そんな異物のわたしは、満を持して3人目を妊娠した。
呪いの大爆発期
呪いの連鎖は、ビデオ経由でもなく、ホラーハウスに引っ越してきたからでもない。
事件は現場で起きている。
我が家で起きているのは、遺伝子レベルの連鎖だから、伽椰子や貞子なんかより100倍タチが悪い。
そんな連鎖が続く中、わたしは3人目を出産した。
日本には三度目の正直という素晴らしいことわざがある。
一度目や二度目はあてにならないが、三度目は確実であるという意味だ。
なるほど。
では、わたしの前に現れた、三度目の正直に値する赤ん坊の髪の毛は、見間違いだろうか?
わたしには、まるでデジャヴなのではないか?と思えるほどに、長女・次女の時に見たそれと同じ気がしてならない。
天パは、天骨にあり。
明智光秀が現代に現れたら、どや顔で語るであろう。
そんな訳で、我が家の天パとストレート比率は
4:1
になってしまった。
一般社会に出れば、わたしなんぞ個性のかけらもないストレートヘアだ。しかし、一歩家に入れば、超個性的。ストレートヘアヒャッホーの世界に突入する。人間国宝さんに認定でござる。
現在
つい3週間ほど前、わたしは美容院でパーマをかけた。
美容院に入る前までは間違いなく、ちびまるこちゃんでいうところの野口さんか、君に届けの爽子のように根暗なストレートだった。
しかしパーマをかけた瞬間、ちびまるこちゃんでいうところの城ケ崎さん、君に届けの「くるみちゃん」くらいの劇的ビフォーアフターを遂げた。
これで我が家には、髪の毛に少し、うねりのある者しかいなくなった。
日本は右にならえ、「個性は敵だ」という風潮のある国だ。
わたしは家族という組織の中で、協調性という日本人らしい選択をしたにすぎない。
天パの遺伝は強い
もしあなたの夫が天パであれば、呪いは連鎖する。信じるか信じないかはアナタ次第である。知らんけど。
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