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【オススメ本】「15歳のコーヒー屋さん」から教えられた、子どもの才能の伸ばし方。

2021/04/16
 

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この記事を書いている人 - WRITER -
4歳と1歳の息子がいるライター&ブロガー。関西人であることを隠しきれていない関西人。「一度座ってしまうと長い」ぐーたらズボラ主婦。
  • 子どもには伸び伸びと育ってほしい
  • 子どものしたいことをさせてあげたい
  • 子どもを育てるにはどうすればいい?

 

うちには4歳と1歳の息子がいて、わたしと夫の願いは「伸び伸びと、自立した大人になってくれれば」という方針以外はけっこうアバウトです。

人には個性や特性があるし、これからさらに社会が変化をしていく中で、「自分」というものを強く持って生きていってほしい。

 

でも、そのために親としてわたしにできることって何があるんだろう?

 

そういう思いを抱えていた時に、たくさんのヒントをもらえた本を、今回は紹介したいと思います。

 

15歳のコーヒー屋さん

発達障害、15歳のぼくがコーヒー屋さんをはじめました

10歳で発達障害のひとつ、アスペルガー症候群と診断。
中学校に通えなくなったのをきっかけに、あえて進学しない道を選んだ15歳の「生きる道探し」とは?

現在、15歳のコーヒー焙煎士として、メディアで注目されている岩野響さん、初の著書! ご両親のインタビューとともに、ベストセラー「発達障害に気づかない大人たち」著者、精神科医・星野仁彦先生の解説も掲載
Amazon商品紹介より

 

15歳の少年がたった一人で起業。発達障害の特性である

  • 集中力
  • 探求心
  • 並外れた嗅覚・味覚

を生かして、毎日コーヒーの焙煎に取り組んでいます。

 

発達障害の「ぼく」と二人三脚で歩む両親

この本では、発達障害を抱えるコーヒー焙煎士の響君と、息子を支えた父親・母親のそれぞれの視点から、「これまで」と「これから」が綴られています。

できることに目を向けたことで、私たち夫婦もラクになりました。できないことを、どうしてあげたらいいのだろうと悩んでいた頃はただつらいだけだったけど、響きができることについて考えるのは楽しいことです。
人間、前向きなことを考えているときは楽しいですよね。できることの可能性がどんどん広がり、あまり悲観しなくなりました。

―CHAPTER2 大きな壁にぶつかった中学時代

今ほど「発達障害」という言葉がメジャーでなかった頃の悩みや苦しみ。

そんな中でも前向きに「息子にとっていい方法」を探して寄り添い続ける両親の気持ちがとても暖かく伝わってきました。

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子どもの特性を理解すること


子育てのなかで、特に大事だと言われているのが、子どもの「自己肯定感」をはぐくむことです。

 

簡単に言うと、

  • 自分はこれでいいんだ
  • 自分は必要とされているんだ

と自信を持つこと。

 

「自己肯定感」を育むためには褒める・愛情を伝えるといいと言われますが、この本では発達障害の息子に自信を持たせるために両親が心掛けたことがたくさん紹介されています。

できることを伸ばす

まず、響には家事をとおして、できることを増やしてもらおうとしました。
お皿を洗うこと、掃除機をかけること、ご飯を炊くことなど、家事は世界中のどの家庭でも行われていることです。(中略)家事をやることで、家族のみんなに「ありがとう」「助かったよ」、そう言ってもらうことで響の心が癒えることを私たちは願いました。
そして、「あぁ、ぼくにもできた」という経験を積み重ねていくことで、社会に出ていける自信をもう一度持ってほしいと思っていました。

-CHAPTER2 大きな壁にぶつかった中学時代

普段の生活の中で、役割を任されるということはとても自信になります。

 

わたしも4歳の長男にはよくお手伝いをしてもらっていて、「きれいにテーブルを拭いてくれてありがとう」「洗濯物を上手にたためたね、上手くなったね」と褒めるようにしています。

褒められてちょっと得意げに、でも照れくさそうにする姿がとてもかわいいです。

 

男の子って単純な面もあるので、達成感を一度味わうと「次もお手伝いする!」「ぼくがやってあげるんだからー!」といった具合になり、効果はバツグンです!

 

個性を知る

発達障害にかぎらず、人種差別や宗教のこと、LGBT、さらにはマタニティハラスメントまで、世の中は「多様性を認めよう」などと言いながらも、まだまだ現実は厳しいものです。だけど、せめて親が、自分自身の価値観をしっかり持って、子どもに接したいと思っています。
自分と子どもたちだけでも、そこは小さな多様性がある社会。その関係の中で、互いの違うところ、多様性を認め合いながら生きていくことを考えながら生活できると、だいぶ違うと思うんです。
-CHAPTER4 ぼくの仕事はコーヒー焙煎士です

「多様性」を大事にするとは、一人一人の個性や特性をお互いに尊重しあうこと。そのためには自分のいいところ・相手の良いところ探しが上手になるといいですよね。

 

いいところ探しのコツは

  • できること、好きなことを
  • ポジティブに
  • 褒める

うちの長男だと、「こだわりが強い。だけど、責任感が強くてやり遂げる集中力がある」!

みてみて

 

あなたのお子さんの個性はどうでしょうか?

 

子どもために親ができることとは?

可能性を広げてあげる

可能性を広げる、というと大学やいい学校へ入れること思いがちですが、本当にそうでしょうか?

 

子どもの特性をつかみ、

  • 等身大の姿で
  • わくわくした気持ちを
  • 未来につなげてあげる

ことさえできれば、子どもはのびのびと育っていけるんじゃないでしょうか。

 

味方でいてあげる

子どもが「学校に行きたくない」と言い出すことはあっても、親のほうから、「学校、休んじゃいなよ」と言うのはめずらしいですよね。でも、バックミラーに映る響の顔を見たら、言わずにはいられなくなりました。

 

幅広い選択肢がある大人と違って、子どもの世界は「学校」に縛られがちです。限られた価値観とルールのなかで、窮屈な思いをしたり挫折や我慢を強いられている子どもは多いそうです。

 

 

そういう時に、「頑張らなくていいんだよ。」「お父さん・お母さんがついてるから大丈夫だよ」と、言葉だけじゃなくて気持ちと行動で伝えてあげた姿勢に、勇気をもらいました。

 

 

一緒に考えてあげる

100円でも稼ぐ方法を見つけるために、響自身にできることと、できないことをはっきりわかってもらおうと考えました。(中略)根本にあるのは、「1個できなかったら、1個できることを見つければ、0になる」という思いからです。響のできることを一緒に見つけてあげたいと思っています。

自分で自分のことってわかりにくいですよね。

 

なので、子どもの良いところを見つけたり、子どもがわからないことを一緒に考えてあげるというのは、すべての大人にとって必要なことだと強く感じました。

 

そのためにはやっぱり、子どものことをよく見てあげないといけないなぁ

みてみて

 

社会と子どもをつなげてあげる

自分に自信を持つことができても、子どもだけの力でできることには限りがあります。

 

響君がコーヒー屋さんを始めたのも、

  • 両親の友人を通じて焙煎道具をもらったこと
  • コーヒー仲間にたくさん助言をもらったこと
  • 上手くできないことは両親がサポートしてくれたこと

など、社会とのつながりが保てたからこそ実現したことです。

 

子育てや教育ってお金がかかるものだと思っていたけど、本当に必要なのは手と気持ちをかけることだと再確認できました。

 

社会は変えられないけど、自分は変われる

  • 少子高齢化
  • 待機児童問題
  • 働き方改革

社会は良くなりつつあってもまだまだ課題も多いです。

 

わたし自身、子育てをしながら働くことの難しさを感じていた中で、「在宅でもできる仕事があるんだ」と気づいてから考えかたも気持ちも一気に変わりました。

 

働きにでなくても、雇われなくても、稼ぐ=生きていく方法はたくさんある。
自分のできることで、生きていく方法はある。

 

この本は、そうやって「親子で協力して模索していくことのパワーと団結力」を教えてくれました。

 

 

まとめ:親は子どもの「サポーター」でいい

「人間が人間を育てるなんて、おこがましい。生命を教育しようなんて思うことが間違っていて、サポートでいいのよ。(中略)お母さんは、響さんができないことをサポートすればいいの」

 

子どもにあれこれ希望を抱いたり、思い描くような子育てができなくて悩むこともありますよね。

でも、子育てをする大人だって未熟な人間です。

 

「サポートでいい」

 

この言葉を聞いて、わたし自身もっと自由な気持ちで子育てをすればいいんだなと肩の力を抜くことができました。

 

子どもも親も笑顔で伸び伸びとすごせるように、いいところをたくさん見つけて教えあっていこうと思える素敵な本でした。ぜひ読んでみてください!

 

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