困った子は困っている子。わが子は何に困っているのだろう
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『困りましたね・・・』
次女を育てていて、周囲から言われた中で『ダントツ』多いのがこの言葉。
うちには3人の娘がいますが、次女はもれなく『困った子』の部類に入る子供なのかも知れません。
だけど、彼女は本当に「困った子」なのかな?
「困っている」のは親でも先生でもなく、彼女自身なんじゃないのかな?
今回はそんなことについて、わたしの考えを書いていきます。
困った子って何?
一般的には
- 指示に従えない子
- 授業中に立ち歩く子
- パニックになる子
どのクラスにも一人くらいいそうな感じの、「困った行動」をする子供を指すのではないかと思います。
我が家の次女は上記のどれにも当てはまりませんが、「困った子」と言われる要因は
- 極度のあがり症で、国語の教科書をみんなの前で読むことが出来ない
- 幼稚園の時は、発表会に出ることが困難だった
- 周りの感情を受け取りやすい
- 参観日など、緊張する行事の前日はチック症が出る
- ニオイや音に異常に敏感
- はじめて行く場所に不安を感じる
- 手に付いた汚れや、服のサイズ・肌触りが気になる
- 騒がしい場所が苦手
など。
え?!そんなこと気になる・・・・・?
って思ってしまいそうなことでも、彼女にとったら一大事!
図工の時間にクレヨンを持てなくて、ティッシュを巻いてもらったり
教室が騒がしくなりすぎると、頭がクラクラしたり。
先生方も対応に困る場面が何度かあったようです。
“のりこ”
幸い先生方には恵まれた幼稚園・小学校生活を送っているので「困りましたね~」と言いながらも、笑顔で対応して下さる先生が多く、とても有難いなと感じています^^
かくいう私自身も、次女と接している中で長女や末っ子には感じたことのなかった『困ったな』を感じる事が多いのです。
先日、そんな話をカウンセラーさんとしていて『本当に困っているのは、先生方や私ではなく、彼女自身なのかも知れない』という事を知りました。
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いい子って何基準?困らせない子はいい子なの?
『困った子』と言われ傷つくのは子供はもちろんですが・・・親自身も、何ともいえない虚無感みたいなものを感じたり、感じたことってあるのではないでしょうか?
「困った子」って言われるより『いい子ですね』って言われたほうが、そりゃ嬉しいよね
“のりこ”
だけどそもそも、困らない子って何なのかな?
- 親のいう事を、ちゃんと聞く子が『いい子』なの?
- 挨拶をしっかりできる子が『いい子』なの?
- 協調性があって、周囲に同調する意識の高い子が『いい子』なのかな?
皆出来て当たり前のことが出来ないと、大人たちは、たちまち『困った子』のレッテルを貼ってしまいます。
そんな周りの目を気にして、親である私自身も『人前に出たとき、これでは恥ずかしい』と思ってしまうのです。
みんなと同じことが出来るっていうのは、協調性大好きの日本では『いい子』という枠組みに入るのかな?それだったら、我が家の長女はこれに当てはまる「模範的ないい子」なのかも知れません。
近所の人に、大きな声であいさつできるし、何をやらせても、ソツなくこなします。親や先生を困らせた事なんて、ほぼないです。
じゃあ、それが出来ない子は「いい子じゃないのか」と言ったらそうじゃない。それは分かっています。
わかっちゃいるけど、困ることもあるんだよ
“のりこ”
子育ては綺麗事だけじゃない
「困ったな」そう感じたとき、「大丈夫だよ」と、いつも大らかなお母さんて憧れます。私もそんなお母さんになりたいと思っているし、きっと傍目から見てもそんなお母さんは素敵だと思います。
何てしっかりした、子供の気持ちに寄り添った素晴らしい母親なのだろうと、思われるかも知れない。
だけど、私は無理でした。そのことで次女を責めたことはありませんが・・・
いくら綺麗事を並べたって『何でできないの?』と悲観的な気持ちになることもあるし、成長していく過程で、本人がつらい思いをする時がくるのでは・・・?そう想像するだけで、胸が痛くなることもあります。
子育ては綺麗事だけじゃない。
ちょっと余談!言わせて!(ただ言いたいだけ)
- 授乳中は、赤ちゃんのお目目を見つめるのよ~
⇒テレビだよ!授乳中くらい、ゆっくりテレビを見たいんだよ!(主に漫才を視聴)
- 子供が帰らないと駄々をこねた。そんな時は「静かにじっくり諭すの・・・」
⇒マジで言ってんの?!頭わいてんじゃねーの?(口悪い)
やったよ!もうすでに諭したよ!静かに子供の目を見てお話しした!
だけど、諭したって、子供のご機嫌とったって、無理なときは無理なんだよ。
そんな時は、周りからの冷たい視線にも負けず、子供を抱えて猛ダッシュするしかないよ・・・
みんな素敵なお母さんになりたいし、最高の子育てをしたいと思いながら、日々頑張っています。
でも、出来ないときだって、子供の気持ちがなかなか理解できないときだってあります。
次女は困った子ではなく「困っている子」なのは理解出来るけれど、私自身も「困っている親」なのかも知れない。
『困った子』と言われるお子さんをお持ちのお母さん、もしかして、お母さん自身も『困っている』のではないですか?
なぜ困っているのか、知ることは出来るんじゃないか?
わたしは子育てのプロではないし、子供の心をケアできるような、カウンセラーの資格もありません。
なぜ次女は先生や私を困らせるのか
何度も何度も考えてみましたが分からず、親子ともども気持ちのすれ違いの中にいた気がします。
ですが彼女は、私や先生を困らせる『困った子』ではなく、彼女自身が『困っていたんだ・・・』そう知った時、次女に対して今まで申し訳ない気持ちと、何とも言えない愛おしさが湧いてきました。
彼女は何に困っていたのだろう?
“のりこ”
なぜ困っているのか
他の子に出来ること=我が子も出来て当たり前
それは基準を他の子に合わせ過ぎているのかも。長女や末っ子は、発表会では俄然張り切るタイプで、私も『それが当たり前』だと思っていました。でも違うんですよね。
他の子が1の力で出来ることだって、次女には10の力と100の勇気が必要なことだってあるんです。
『なぜ出来ないの?』ではなく『何に困っているの?』そんな視点で、物事を冷静に見ていると彼女がなぜ困っているのか?が分かった気がしました。
国語の授業で、教科書をみんなの前で読めない。
『なぜ出来ないの』という思いで見てみると・・・
読むだけやん。たった3行読むだけなのに、そんな簡単なことも出来ないの?!
と思ってしまいます。
人前で話すと緊張して、声が震えちゃうだよね。
家では普通に読めるんだから、学校でも読みたいって、本人が一番思っているはず。
『教科書をみんなの前で読めなくて、困っているんだよね』
そんな気持ちでいると、温かい気持ちでいれる自分に気づきました^^
一緒に困ってあげることも大事なのではないか?
次女と話をしていて、なぜ困っているのか?どういう場面や状況で困るのか?を、知ることが出来ました。
その後先生に相談し、可能な範囲で対応してもらったり、衣類などは、大きさや肌ざわりなど次女が納得できる物を選ぶようにしました。
傍から見ると、どうでも良いことなのかもしれない。だけど、次女にとったら一大事。苦痛を感じることなのです。
彼女が困っていることがあるなら、私も一緒に困って、どうすればいいのか考えてあげたい。
困った時、自分一人で抱え込まなくていいことを知ってほしい。
何度も言いますが、私は子育てのプロでもカウンセラーでもありません。
なので、これが正解とかは分からないです。
現在の次女は、国語の教科書を読める日もあれば、読めない日もあるし。
相変わらず、手に汚れが付くのを嫌がったり、音やニオイにも敏感です。以前と違うのは、それでも自分の出来る範囲で頑張ろうと前向きになれたこと。
学校から帰ってきて私に、『今日できたこと、今日の困ったこと』を話してくれる彼女が、私は大好きです。
まとめ
カウンセリングを受けた結果『HSC』という診断を受けました。敏感すぎる性質を持った子供だそうです。
HSCは、本人が生きづらさを感じたり、親自身も育てにくさを感じる場面も多いとのこと。
その反面、私から見た次女は三姉妹の中でも一番優しく、とても気が利く子です。
頭もかなり良いです(親バカ)ついでに顔も結構可愛いです(親バカ)
“のりこ”
何であれ、自分の子供であることに変わりはないです。これからも、親子で仲良く、一緒に困りながら(笑)楽しく過ごしていきたいと思います^^
我が子と接している中で「困ったな」と感じた経験があるお母さん、お子さんは「何に困っているのか」考えてみるのも良いかも知れません。
おっしまーい!