2分の1成人式って必要かなぁ?と10歳の娘を持つ母親が感じたこと
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2007年~2008年生まれ、現在小学4年生(10歳)のお子様がいらっしゃるご家庭では『2分の1成人式』という言葉が身近なものに感じられるのではないでしょうか?^^
我が家は長女が今、小学4年生。早生まれなので正式に言うと「あと少しで10歳」が正しいです。
再来週の参観日で「2分の1成人式」を行うらしいのですが、娘がプリントを持って帰ってきたとき「噂には聞いてたけど、この儀式?いる?」と少しだけ疑問に感じてしまいました。
何で疑問に感じるのか、自分ではよく分からなくて・・・本当に「何となく、直感で」が正しいかも。結構周りに流されるタイプの人間なので、あまり「それおかしいよ!」と感じる感覚は鈍い方なのですが「2分の1成人式」って言ってしまえばおめでたい儀式ですよね。
それなのに「疑問に感じる自分」に「疑問を感じた」ので(ややこしい!)、原因を探ってみました。
目次
2分の1成人式でやること「感動の手紙を書いて読む」
最初に感じた違和感は、たぶんこれだったと思います。
先生に「お母さんやお父さんを感動させちゃおう!」と手紙を書くとき、お話があったそうです。感動の手紙って、感動させようと意図して書くものなのかな?って。きっと娘が手紙を読む姿を見れば感動すると思いますが、先に(感動の手紙らしい)とネタバレした後に聞くと、何だかむず痒いような・・・
「感動させようと頑張って書いたんだろうな・・・」
って絶対思ってしまうと思う。
何だか、子供の成長を喜ぶイベントというよりも、親を喜ばすためのイベントに思えてしまいました。
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小学4年生(10歳)になると、親に感謝の気持ちを伝えるのが恥ずかしくなる年齢なのでは?
これは近所のママ友さんと話していたのですが、我が家は娘なので「ママ大好き」と書いた手紙を、私にくれることはあります。
ただ、男の子ってこういうイベントめちゃくちゃ苦手な感じがする・・・うちの下の階に、幼稚園に入る前から娘と仲の良かった男の子がいるんです。低学年の頃は道端で会うと「おはよう」と返事を返してくれていたのが、高学年になると恥ずかしそうに小さな声で返事をね、するんです。
あーそっかー、男の子ってこんな感じなのかな?って思ったことがあって。作文自体、人前で読むの恥ずかしい子だっているだろうに、親への感謝の手紙を親を目の前にして読むなんて、苦手な子はいるんじゃないかなー?と。
別に皆の前で読まなくても、手紙をコッソリくれたほうが私は嬉しいなって感じました。それ以前に手紙すら別にいらなくて(感謝の気持ちを強要したくない)、感謝の気持ちを伝えたいと思った時に、伝えてくれるだけで十分なんだけど・・・と言うのが本音です。
誰かに書かされて書いた手紙よりも、言葉やカタチはなくても、ふとした瞬間に「親って有難い存在だったんだな」って思ってくれるほうが私は100倍うれしい。
2分の1成人式をやることで、みじめな思いをする子供だっているかも知れない
うちの両親は私が小さいころ共働きだったので、学校から帰ってきた時はいつも、おばあちゃんが家にいました。「お母さん、仕事辞めて家にいればいいのに」って子供心に思っていた記憶があります(子供の頃は、家の事情なんてあまり分かっていないですし)
おばあちゃんとの思い出はかなり多いんですけどね。きっと10歳の頃に「感謝の手紙を書こう!」って言われていたとしても、困っていると思います。そして、友人が読む感謝の手紙を聞いて「いいなぁ」って羨ましく感じていたと思います。
色々な境遇の子や、片親の子だっている中で「親に感謝の気持ちを!」と強要されることは、不本意なんじゃないかな?
親が嫌いな子供だって中にはいるかも知れないし、強制されることが子供の心を傷つける場合だってあると思う
2分の1成人式でやること:親から子供へ
更に、娘が持って帰ってきたプリントには、親から子供へ向けての手紙も書き、読むということが書かれていました。
「やだ!絶対ヤダ!」
わたしの率直な感想です(笑)そんなもん、みんなの前でわざわざ披露することじゃないでしょ。先輩ママに聞いたところ、感極まって泣き出す保護者や子供もいるとか・・・
そんなことは、家でやってくれ・・・・・
公の場で子から親へ、親から子へ感謝の気持ちを伝えあって、感動して泣いてって・・・
一体何なの?卒業式なの?!AKBなの?!
参観日に来られない親がいたら、どうするんだろう?
なんか微妙だと思う。
親は申し訳ないと思うだろうし、子供は寂しい思いをするだろうし。普通の参観日ならまだしも、親子が互いに何かを分かち合うようなイベントって嫌な思いをする人が出てくるんじゃないかな?
それが儀式的なものであれば尚更、今後もずっと引きずるだろうし・・・・
うーん。最初からやらない方が良いんじゃ・・・って思ってしまいます^^;
成人式と2分の1成人式は、全く別物
成人式は、古くからの儀式で日本のイベントです。
二十歳という節目で、お酒が飲めるようになったり、一人前の人間(大人の仲間入り)とケジメを付けるためにも必要だなーって思います。心の中で親への感謝を改めて実感する人もいるかと思います。
反して2分の1成人式は、成人式とは全く別物だと思うんですよね。
ネーミングも、何やろ?手抜き感がすごいよね。「二十歳の半分だから、2分の1成人式でいっか!」みたいな。
8分の5チップ感がすごい。この方程式で行けば、40歳になったときに「2倍成人式」とか誕生するんじゃ・・・という恐怖心すら湧いてくる。
親にとって「我が子も二十歳になったのかー。もう親の責任は果たしたかな?」という気持ちは感慨深いものはあるし、成人の日にお祝いしたくなる気持ちは強いと思います。
しかし、2分の1成人式で儀式があったとしても、私は
「我が子も10歳になったのかー。・・・・へ?!だから何なん!?子育て、まだまだ続いてゆく・・・」
しか思わないかも。
まとめ:2分の1成人式やらなくていいんじゃね?
結局のところ、「10歳って何の区切りにもなっていないよね」ってこと。
まだまだ手がかかるし、親である私自身も、子供の成長を振り返るにはまだまだ早い気がしてしまいます。
10歳って微妙な年齢ですよね。
親に反発してみたり甘えてみたり、子供かと思えばいきなり大人びた発言をしたり。心も体も大きくなる過程にある年齢だと思います。親への感謝は強要されるものじゃないし、親は感謝されるために子供を育ててるわけじゃない。きっとこれが私の感じた違和感だろうなーって思いました。
とか何とか言いながら、参観日当日、感極まって号泣してたりして!
おっしまーい^^