嫌な女を卒業!『賢い女は男を立てる』を5年間ゆるく実践してみた結果
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前回のどうしても旦那を褒めたくない妻が、心を180度入れ替えた話では、「旦那を褒めたくない病をついに克服した」と堂々と書いていたのですが、あれはかなりの割合でウソでした(すみません)。
やっぱりこれからも、「褒めたくない病」を時々発症しそうな予感…。
「夫を褒める」「男を立てる」ということについては、やっぱりモヤる部分があるし、まだまだ勉強中(そして、少し抵抗中)です。
しかし、しかしです。
よく考えてみると、5年間の結婚生活の中で、自分でも「ちょっと変わったな(成長したな)」という部分があるんですよ。
5年前、結婚したばかりのときは、夫と激しいケンカを頻発して、めちゃめちゃ泣いたり、家出してホテルに泊まったりしたこともありました。
しかし、最近では、夫との衝突が激減。
家事分担に不満はありありなものの、それ以外は仲良く、わりとラブいい感じなんですね。
それは、『賢い女は男を立てる』という本に出会って、わたしなりにいろいろ実践してきたことが関係しているかも、と思います。
サレンダード・ワイフ 賢い女は男を立てる (知的生きかた文庫―わたしの時間シリーズ)
『賢い女は男を立てる』とは、どんな本なのか?
今日は、わたしがこの本を読んで、この5年間ゆるゆる実践してきたことについて書きます。
目次
嫌な女を卒業?『賢い女は男を立てる』とは?
『賢い女は男を立てる』は、アメリカのローラ・ドイルさんが書かれた本で、日本では 2007年に文庫化されました。
当時、300万部の大ベストセラーにもなったほどの人気書籍!
新しい結婚生活に期待と不安を感じていたわたしは、書店でゴリ推しされていたこの本を、興味本位で手にとってみたのです。
普段は、「男を立てる」系のハウツー本を苦手としているのですが、この本は今でも本棚に残していて、ふと気になったときにパラパラ読み返しています。
この本の良さは、「男を立てる」ということ以前に、「親密な人間関係において大切なこと」を教えてくれているところ。
この本の中で、特にグッときた部分は、
パートナーをコントロールしようとするのをやめて、自分が変わる
彼の問題に気を取られずに、あなたはあなたの問題に取り組む
というところ。
「パートナーをコントロールしようとする」と聞くと、「そりゃ、他人をコントロールしようとしちゃダメでしょ」と感じるかもしれません。
でも、現実には、多くの人が誰かをコントロールしようとしてしまっているのではないでしょうか?
特に、自分のパートナーや子ども、親など、自分にとって身近で大切な人ほどコントロールしようとしてしまっているように感じます。
たとえば、
- 運転の仕方を注意する
- 家事の仕方に不満を言う
- お酒の飲みすぎやたばこの吸いすぎを注意する
なども、「他人をコントロールすること」に当てはまります。
結婚当初のわたしは、「夫をコントロールしようとしている」ということに、めちゃめちゃ心当たりがありました。
当時は、夫のやることなすことに口を出してしまっていたからです。
[quads id=1]サレンダード・ワイフって、何?
サレンダード・ワイフ 賢い女は男を立てる (知的生きかた文庫―わたしの時間シリーズ)
この本では、サレンダード・ワイフ(男を立てる賢い女)を目指すことを、全力で推奨されています。
サレンダード・ワイフになれば、ケンカのない、超円満な夫婦生活が満喫できるからです。
サレンダード・ワイフとは、
- 小言を言うかわりに傷つきやすく、
- コントロールするかわりに信頼し、
- 要求するかわりに敬意を払い、
- 不満を言うかわりに感謝をし、
- 疑うかわりに信じる女性のこと
5年前、結婚当初のわたしは、まさにサレンダード・ワイフの逆の道を歩もうとしていました。
つまり、小言と不満と要求が多く、なかなか夫を信頼できずにいる妻になりかけていたんです。
しかも、本書で言われる「いやな女7つの習慣」には、すべて当てはまってしまっていたのです!
「いやな女の7つの習慣」とは?
①彼のかわりにしゃべり、決定を下すこと。
②非難の言葉は飲み込むものの、それはどうかしらね、という顔をすること。
③無邪気を装った質問を投げかけ、あきらかに反対していることを伝えること。
④自分が彼の立場だったらどうするかを説明し、彼が私の希望通りにしてくれることを期待すること。
⑤頼まれてもいないのに、次から次へとアドバイスすること。
⑥彼が運転しているときに、大げさに驚いて見せること。
⑦彼が買ってきてくれたレタスを見て、しかめっつらをすること。
あーあーあー。もう耳が痛い。
これ、もう全部やっちゃってましたね。
自戒のために、各項目を細かくみてみます。
①彼のかわりにしゃべり、決定を下すこと。
割と自分で決めてしまうタイプだから…ああああ。
②非難の言葉は飲み込むものの、それはどうかしらね、という顔をすること。
別に非難の言葉を飲みこむタイプではない。「それは違う」と思ったことは、あからさまに非難しちゃう…
③無邪気を装った質問を投げかけ、あきらかに反対していることを伝えること。
無邪気を装うもなにも、真っ向から反対するタイプ。
④自分が彼の立場だったらどうするかを説明し、彼が私の希望通りにしてくれることを期待すること。
これあるなー。「普通は、こうするでしょ!」的なことを言っていたなー。
⑤頼まれてもいないのに、次から次へとアドバイスすること。
うっっっ!「それ、めっちゃ効率悪いじゃん!」と思ったことは、結構指摘してしまう…
⑥彼が運転しているときに、大げさに驚いて見せること。
夫が乱暴な運転をしたときは、わりと注意してしまっていたかも。
⑦彼が買ってきてくれたレタスを見て、しかめっつらをすること。
「それ、めっちゃ高いやつじゃない?!」とは言ったことがある…。
まさに、この本に書いてある「いやな女」そのままだったんですね(白目)。
むしろ、夫はよく結婚してくれたな…ありがたや。
これじゃまずい…わたし、変わる!と決意
この5年間、生活の中で
- 相手をコントロールしようとしないこと
- 自分の問題と相手の問題を分けること
これを極力意識するようにしました。
まだ、完璧ではないけれど、この2つを心がけることによって、夫とのケンカはかなり減ったと思います。
具体的にとった行動は、下の5つのことを全部やめてみることです。
- 仕事についてアドバイス
- 夫の健康のために、タバコや暴飲暴食を注意すること
- 夜に夫がソファーで寝ることを咎めること
- 夫の家事育児ミスの指摘
- 夫の乱暴な運転の仕方にハラハラすること
言いたいことを言うだけの関係はもうやめだ!
大切なのは、「相手と自分の問題をわけて、自分の発言や表情、行動で相手をコントロールしようとしないこと」です。
たとえば、夫の健康について。
最初は、夫の健康を心配して、アレコレ制限しようとしていましたが、結婚して1年後には、「わたしの発言で、夫をコントロールするのはなしにしよう」と決意しました。
夫が健康を維持しようとしなかろうと、「それは夫の問題で、わたしの問題ではない」と気づいたからです。
たとえ、わたしが夫に何かを制限しようとしても、夫が「その必要はない」と感じていれば、意味がありません。
機嫌を損ねるか、わたしの前で制限をしているふりをするだけです。
わたしが夫に伝えられるのは、「健康に長生きして、年をとっても一緒に海外旅行に行きたい」と自分の希望を言うことくらい。
妻として夫に影響できる範囲は、わたしが思っているよりも、ずっとずっと小さいのです。
そう気づいてからは、小言や不満がかなり減りました。
たとえ、夫がソファで寝てしまい、仕事に遅刻しようと、「だから、昨日ソファで寝ちゃダメって言ったじゃん」なんて言う必要はなく、「大変だったね」で終了。
余計なことを言わなくなった分、夫も機嫌よく過ごせるし、楽しい会話を増やすことができています。
さいごに
- 相手をコントロールしようとしないこと
- 自分の問題と相手の問題を分けること
この2つを意識することは、夫との関係はもちろん、子育てについても役に立つと感じています。
子供は、自分にもっとも近い存在で、とにかく心配してアレコレ先回りしてしまいそうになります。
でも、「自分と子供は、別の人格を持った別の人間」だということを強く意識して、コントロールしようとしないことが本当に大切。そんな風に、しみじみ思うのです。
『賢い女は男を立てる』は、本当に奥深い本。
サレンダード・ワイフ 賢い女は男を立てる (知的生きかた文庫―わたしの時間シリーズ)
納得のいかない箇所は少しありつつも、まだまだ語りたいことがいっぱいですが、字数もアレなので、今日はこの辺にしときます。