人工授精と体外受精の違いとその費用とは?妊活の大変さがわかってもらえると思う。
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不妊治療
さて、どんなことをするのだろう。
人工授精?
体外受精?
何となくでしか、わかっていない。
ども、びなっちです。
人生に悩みってつきもの(人生観かぁ・・・)
まぁ、とにかく40代で不妊治療を始めたキッカケはコチラ
友人二人とも「体外受精」で妊娠、現在子育て中です。
そして、わたしが実際に、不妊治療専門のクリニックに通い始めて、その治療と費用の違いに大きく驚くのでした。
人工授精が約40,000円に対して、体外受精の費用は?
人工授精とは?その費用
人工授精とは
精子を子宮内に注入し、卵子に出会うための移動距離を短くし、受精の可能性を高める方法。
自然に受精するので、妊娠としては自然妊娠とほぼ同じです。
人工授精をしたらいい夫婦とは?
① フーナーテスト(性交後検査)で、結果がよくない(わたしは、この検査はせずに、すっ飛ばしました。)
② 精液検査の結果があまり良くない(わたしの旦那さんも運動率悪かったですよ)
③ 夫婦生活がなかなか持てない
④ タイミング指導で、なかなか妊娠できない
人工授精の前に、不妊の原因の検査を受けつつ、妊娠に近づけるための対処法がありました。
しかし、とにかく「時間がないんだ!」という焦りの強いわたしには、初診から不妊となる原因の検査を受けて、すぐに人工授精にトライしたのです。
不妊となる原因の検査だけで、生理周期に合わせて検査項目が複数あるので、約1ヶ月かかります。
わたしに不妊となる原因があったのか?
検査結果からは、ありませんでした。
当時、調べたら「原因不明」は4割にも及ぶのです。
わたしの体験|人工授精の流れ
⑴ 生理日4〜6日目に排卵誘発剤「クロミッド」を飲み始める(通院)
⑵ 生理日から11〜13日目前後 卵胞の成長具合を確認(通院)
⑶ 生理日から15日目前後に、卵胞の確認・人工授精実施日決定(通院)
⑷ (自宅)点鼻薬(プレセキュア)を人工授精実施日前日の夜に点鼻
⑸ 人工授精を実施(通院)抗生剤3日分処方 ※実施後は、1週間くらい激しい運動は避ける
⑹ 人口受精3日後、卵胞の状態を確認(通院)黄体ホルモン剤「ルトラール」処方(通院)
⑺ 生理が来たら、通院再開
■ 実際の人工授精のスケジュールです。
ただし、わたしの生理周期でも、このスケジュールが前後していました。
▼ 不妊治療とは、たくさん薬を飲むのか!? クロミッドの副作用についての体験談です
人工授精は、3回のチャレンジで断念。
2011年のクリニックの人工授精の妊娠率データでは、1〜3回目までで妊娠率が高いという結果なのです。
このデータからも人口受精を3回トライして、妊娠に至れなかった場合に、クリニックの方針として「体外受精へのステップアップ」を推奨しています。
人工授精の費用
わたしの場合、1回の人工授精で約5回の通院になりました。
費用は、「保険適用」と「保険適用外」で支払います。
■ 保険適用:再診、尿や生化学的検査など
→ 1回 数千円
■ 保険適用外:人工授精、薬剤(プセレキュア、抗生剤など)、超音波(複数回実施のため)など
- 人工授精 18,000円(消費税別)
- 薬剤 6,000〜9,000円(消費税別)
- 超音波 5,000〜8,000円(消費税別)
2011年の治療費用。
現在の価格をホームページで調べたら、値上げしていました。
診察には、混合診療(保険適用と保険適用外)もありました。
人工授精を1回につき、窓口で支払った金額は、合計で約40,000円くらいでした。
体外受精とは?その費用
体外受精とは
約40年以上前、1978年にイギリスで世界初の体外受精の成功。
それ以降、生殖補助技術の発展は目覚ましく、体外受精児総数は、100万人以上と言われています。日本では、60人に1人が体外受精児というまで普及定着している技術です。
体外受精をしたらいい夫婦とは?
- 女性の卵管性不妊(細いなど)
- 女性の子宮内膜症
- 男性不妊(精子が少ないなど)
- 原因不明
顕微受精までの治療になりませんでしたが、体外受精について簡単に説明を受けたのです。
初めて体験した体外受精の流れ
⑴ 人工授精後、生理が来たため、再来。生理日3日目に排卵誘発剤「クロミッド」を飲み始める(通院)
⑵ 生理日から6日目前後 排卵誘発剤「HMGフォリスチウム75注射剤」を接種(通院)
採卵を確実に行うために「中刺激周期」の排卵誘発を行いました。
「HMGフォリスチウム75注射剤」とは、各1日置きに卵胞の成長によって、接種回数が異なります。
飲み薬より、注射剤の方が、よりダイレクトに卵巣の刺激させることができるため卵胞の成長が良いとされます。
① 低刺激周期:「クロミッド」のみ
② 中刺激周期:「クロミッド」+「HMG」、または「HMG」のみ
③ アンタゴニスト周期:「クロミッド」+「HMG」+「アンタゴニスト」
これは、「自然周期」に区別されます。この方法での卵巣への刺激であれば、毎月採卵することも可能。
他に「刺激周期」と言い排卵誘発剤の強い刺激で治療も可能。その場合には、卵の質の低下があるため2〜3ヶ月期間を置かないと採卵ができません。
⑶ 生理日から8日目前後 排卵誘発剤「HMGフォリスチウム75注射剤」を接種(通院)
⑷ 生理日から10日目前後に、卵胞を超音波で確認・ホルモン値チェック(採血)、卵胞が18〜20mmくらいに成長したら採卵日決定(通院)
(自宅)点鼻薬(プレセキュア)を採卵日前日の夜に点鼻
⑸ 採卵を実施(通院)抗生剤3日分処方 (結構、ショッキングな痛さだった)
総採卵数 7個(右5個、左2個)うち未熟卵2個、変性2個、凍結2個、胚移植1個
⑹ 採卵3日後、胚移植を実施(通院)
- 黄体ホルモン注射剤「プロゲストン50mg」接種
- 黄体ホルモン貼付剤「エストラーナ」処方
- 黄体ホルモン経口材「ディファストン」処方
⑺ 胚移植3日後、黄体ホルモン注射剤「プロゲストン50mg」接種(通院)
⑻ 胚移植6日後、黄体ホルモン注射剤「プロゲストン50mg」接種(通院)
⑼ 胚移植8日後、黄体ホルモン注射剤「プロゲストン50mg」接種(通院)
⑽ 胚移植11日後、妊娠判定。初めての胚移植は「陰性」(通院)
■ 初めての体外授精のスケジュールです。
体外授精の初めての費用
今回は「初めての費用」をいくらくらいかお伝えします。
それ以外にも「凍結胚の移植」、「sheet法」など妊娠率を高める方法があり、その分の費用は別途かかります。
「初めての費用」は、人工授精と同じように「保険適用」と「保険適用外」で支払います。
■ 保険適用:再診、尿や生化学的検査など
→ 1回 数千円
■ 保険適用外:採卵、胚移植、薬剤(プセレキュア、抗生剤など)、超音波(複数回実施のため)など
- 採卵料 170,000円(消費税別)
- 胚移植料 60,000円(消費税別)
- 薬剤 25,000円(消費税別)
- 超音波 2,500円(消費税別)
- 胚凍結保存費用(1年間) 50,000円(消費税別)
- 胚凍結2個目以降追加料1個 20,000円(消費税別)
2011年の治療費用です。現在は、値上がりしていました。
初めての体外受精は、窓口で支払った金額は、合計で約350,000円くらいでした。
まとめ
いかがでしたか?
人工授精と体外受精では、高度の医療技術の差によって、かかる費用からもわかっていただけたかと思います。
精子と卵子が巡り会うことが、こんなにも神がかりなのかと思ってしまうほど、人工授精の場合には、妊娠率が低いのです。
体外受精は、巡り会った受精卵だからこそ、妊娠率が高くなるわけですが。
しかし、これも「体外」で行なっていることから、女性の子宮内の反応が悪く着床率を下げている原因でもあるのです。
そこで、「凍結させて戻す方法」であったり、「sheet法」という胚の培養液を移植前に子宮内に戻す方法などもあるのです。
顕微受精以外は、すべてやりました。
病院(クリニック)によって、治療の流れや費用は違いますが、参考にしていただけると思います。
最後まで、ご覧いただき、ありがとうございました。